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網付けクロムめっき
電気めっきにおいては一般に、ラックに品物を引っかけ、これを陰極として処理がなされます。これに対し小物部品においては「バレルめっき」と呼ばれる方法で一度に大量処理されることが近年では通常になって参りました。
クロムめっきにおいても生産性を高めるため古くから様々な研究がなされていました。多くの特許が出願され、いろいろな装置が考案されましたが、めっき皮膜の生成機構の違いから他のめっき(ニッケル、銅、亜鉛 etc)のように品質の安定した量産方法はありませんでした。
昭和30年頃、大手時計メーカーなど一部のめっき事業場において、「網付け法」と呼ばれる方法で、小物部品に対しクロムめっきが行われていました。当社では、ネジ類に対し「網付け法」で処理をすることに着眼し、さっそくこれを導入しました。他に事例も少なく、これといった参考資料もないまま試行錯誤の結果、昭和37年より生産体制を整えネジ業界との取引を開始しました。手探りで初めて40余年、改善とノウハウの蓄積によって弊社独自の確立された技術となりました。

特徴
外観・厚みが均質である 凹部のつきまわりが良い
ラックの痕跡が無い 大量処理による納期短縮およびコストダウン
「網付けクロムめっき」はその下地となる「バレルニッケルめっき」、さらに品物の下地を整える「前処理」との三位一体の技術です。それぞれの部門が関連しあって進化を遂げて参りました。本来の目的であった「生産性の高い処理方法」から、さらに特長を生かした付加価値の高いものへと進化させていきたいと努力しております。
なお、従来「網付け」には不向きと言われた形状の品物も処理可能になって参りました。今までラックで処理していた品物についてもご相談ください。
剛球専用クロムめっき
球状の物をめっきする場合には、電気接点または、品物同士の接点は、点での接触しかされないため、さらに細かい管理が必要とされます。そこで、弊社では、網付けクロムのノウハウを生かし、鋼球専用の自動クロムめっき装置を開発いたしました。

特徴
専用機なので品物のバラツキが少ない
人手がかからないので、コストダウンができる
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